MGプレス(2026年3月31日発行)に、かわほりプリベント代表の山岸淳一の取り組みが掲載されました

2026年3月31日発行のMGプレス1面に掲載された、かわほりプリベント代表・山岸淳一のインタビュー記事「殺さない駆除目指して」の紙面
2026年3月31日発行 MGプレス1面掲載記事

2026年3月31日発行の「MGプレス」(信濃毎日新聞社発行)において、かわほりプリベント代表である私、山岸淳一の活動が一面記事として掲載されました。

ウェブ版の記事は以下のリンクよりご覧いただけます。

「「殺さない駆除」目指し解決策探る 「かわほりプリベント」塩尻の山岸淳一さん(MGプレス)」

記事内では、かわほりプリベントと私が2014年の設立当初より理念として掲げている「殺さなくてもいい駆除」について取り上げていただきました。

生態を利用した対策手法について

かつての害獣対策は殺処分が主流でしたが、当社では生物の生態や行動特性を客観的に分析し、建物の外へ退去を促す手法を採用しています。

家屋への侵入事例の8割を占めるアブラコウモリに対しては、彼らの夜行性という特性を利用します。夜間、自ら屋外へ採餌に出たタイミングを見計らい、出入り口を一方通行にすることで、自然に追い出して再侵入を防ぐという手法を採用しています。

これはワンウェイデバイスという世界のコウモリ対策ではごく当たり前の手法なのですが、日本にはこういった製品がなく、メーカーと私で、日本のアブラコウモリ専用の一方通行デバイスを共同開発し、6月に発売予定になっています。

また、外壁にアブラコウモリが飛来してぶら下がり、糞尿を落とすという問題があります。これを防止する製品も共同開発して同じく6月に発売予定になっています。

メーカーとのコウモリ対策製品について詳しくはこちらの記事

また、現場での観察データは、製薬会社やメーカーとの共同研究における、新たな侵入防止用資材の開発にも応用されています。

クビワコウモリの保護と研究活動

記事の後半では、私が継続しているコウモリ研究についても言及いただきました。

私は現在、クビワコウモリを守る会に所属しウェブ記事担当もしています。本年3月に発行された日本のコウモリ研究の会報誌『コウモリ通信』No.33においては、クビワコウモリを守る会の山本輝正会長との共著論文「上高地のクビワコウモリを求めて」を発表いたしました。

そして、コウモリの会とクビワコウモリの会の共催として、長野県松本市で2026年6月27日、28日に開催される「第30回コウモリフェスティバルin乗鞍高原」では、講師として「上高地のコウモリ」について登壇を予定しています。

乗鞍高原および上高地周辺は、世界的に見ても極めて希少なクビワコウモリの生息地です。ぜひ長野県の皆様、松本市の皆さんにしっていただければと思います。

外部リンク「第30回 2026年コウモリフェスティバル in 乗鞍高原開催のお知らせ」(クビワコウモリを守る会の記事)

MGプレス様に取り上げていただいた今回の記事掲載を機に、コウモリそのものへの理解と生態系に対する社会的認知がさらに深まることを期待しています。

当社の事業内容、および調査研究に関するお問い合わせは、以下のページよりお願いいたします。

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この記事の執筆者・監修者

かわほりプリベント代表 山岸淳一

山岸 淳一 (Junichi Yamagishi)

かわほりプリベント代表。長野県を拠点に、コウモリや野生動物の研究をしながら、駆除対策の依頼には直接現場で対応している。動物と人間との間に生じた曖昧な境界線を整えることが使命。研究の専門領域は、長野県に生息するコウモリの生態研究(特に上高地や乗鞍高原など山岳地帯の希少種コウモリ)と、コウモリや野生生物の住宅や建築物への侵入メカニズムの解析研究。ハウスメーカー住宅から大学病院、重要文化財、古墳まで駆除対策の実績多数。SBC信越放送ラジオ「かわほり先生の生き物万歳」(毎月第4木曜)にレギュラー出演中。三度の飯よりコウモリが好き。