みなさまへ
代表挨拶
コウモリと屋号の由来
野生動物や有害生物の専門家、かわほりプリベント代表の山岸淳一と申します。
私の屋号のかわほりとは、コウモリの古語です。昔の人はコウモリのことをカワホリ(カハホリ)と呼んでいました。
平安時代の歌にもカワホリは出てきますし、蕪村も「かはほりや むかひの女房 こちを見る」と詠んでいます。
コウモリを屋号にした理由
え?コウモリを屋号にしたの?とよく驚かれるんですが、理由はコウモリ大好きだから。コウモリが好きすぎて屋号をつけてしまったというわけです。
社名は、コウモリを予防する(プリベント)という意味で、これには人間とコウモリがうまく共存していってほしいという願いが込められています。
私とコウモリ
コウモリは種類によって食べるものが違います。
血を吸うコウモリは日本に存在せず、長野県にいるコウモリたちは、昆虫を食べて生きています。例えば松本や安曇野の街中でも見られるアブラコウモリという種類は大食漢で、一晩で数百匹もの昆虫を食べています。
落ちているコウモリの糞を拾って持ち帰り、「あのコウモリはどんな虫を食べているのかな」と言いながらエタノールで溶かします。すると昆虫の脚や翅の欠片が現れるので、「どんな昆虫の一部なのか」を調べることになります。
こうしてコウモリの研究という沼にどんどんはまっていくのです。
私の夢
長野県って自然が豊かです。だからみなさんのすぐ近くにいろんな生き物が住んでいるわけです。ともに長野県で住む仲間とも言えます。
そんな野生動物や虫たちも、人間との距離が近すぎると、有害になってしまいます。
コウモリは特にその典型で、暗い夜に空を飛んでいる分には、全然問題になりません。でも、コウモリが家に住みついたり、外壁が休憩場所に使われてしまうと、いろいろな問題がでてきます。
糞尿による汚れ、騒音、アレルギーなどの健康被害、ダニの発生……。人間の生活空間に野生動物が入ってきて、距離が近くなってしまうと問題となってしまうのです。
私はそれをなんとかしたい。
コウモリにしても虫にしても鳥にしても、駆除ばかりではなく、人に悪影響を及ぼさない範囲で予防できれば一番いいと思うのです。それがお互いのために一番いいと思うのです。
夢のつづき
10年前、かわほりプリベントを立ち上げて独立するとき、私はこう宣言しました。
「コウモリが好きだから、独立する。好きな野生生物に関する仕事だけでご飯を食べて、生きていきたい。そして、自分の力で新しい技術を開発したいんだ!」
しかし、周りの多くの人はあきれ顔でした。「コウモリ?無理に決まっている」「コウモリの需要がそんなにあるわけないだろ」「寄生するダニ?商売になるわけない」と笑われました。
でもその時、数少ない友人や他分野の専門家が「山岸君なら、やれるよ。俺が困ったら、君みたいな人に頼みたい。」と背中を押してくれました。
今は、支援してくださった皆さんのおかげで、コウモリや野生生物の仕事だけでなんとかご飯を食べられるようになりました。ありがとうございました。
でも、目指しているモノはまだ完成していませんし、もっともっと知られざることを知りたい。
一緒に研究している企業や仲間のために、あの時応援してくれた友人たちのために、こんな小さな個人企業に仕事を依頼してくれるお客様のために、私は、目指す場所へ突き進んでいきます。
今後ともご支援ご協力をよろしくお願いします!
かわほりプリベント代表 山岸淳一
事業案内
事業の概要
屋号
かわほりプリベント(KawahoriPrevent)
代表者
山岸 淳一(YAMAGISHI Junichi)
事務所所在地
〒399-0711 長野県塩尻市片丘10387-3
連絡先
電話、メール、LINEで対応が可能です。お問い合わせのページをご覧ください。
所属学会
日本哺乳類学会
日本ペストロジー学会
コウモリの会(Bat Study and Conservation group of Japan)
事業の内容
・野生動物・害虫・鳥などの有害生物の調査・駆除・対策
・コウモリなど野生動物対策資材の研究と開発
・野生動物・有害生物の写真及び動画などの販売
・トコジラミ対策セミナー、講習会の講師
主要取引先
国立大学法人信州大学
信州大学医学部附属病院
株式会社テオリアランバーテック
長野住宅環境有限会社
ナルコ薬品株式会社
株式会社バーテック
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