【山岸淳一 監修】防虫ブラシの(株)バーテックからカメムシ新製品「ムッシバリア」発表!窓サッシの構造的弱点を突く!

こんにちは、かわほりプリベントの山岸淳一です。

本日、私にとって非常に喜ばしいニュースがありました。

第41回日本ペストロジー学会新潟大会の展示ブースにて、私が開発初期から関わり、監修を務めた画期的なカメムシ対策製品、窓サッシ専用防虫スポンジ「ムッシバリア」の発売が、株式会社バーテックより発表されました。

山岸淳一が監修した防虫スポンジ「ムッシバリア」が展示されたバーテック社ブースの様子
山岸淳一が監修した防虫スポンジ「ムッシバリア」が展示されたバーテック社ブース

🚨 専門家が断言!カメムシ侵入の元凶は「窓の構造」にある

カメムシが建物に侵入してくる理由をご存知でしょうか?

秋になり、彼らが越冬場所を探してサッシに集まるのは事実ですが、侵入を許す決定的な原因は、実は窓サッシの「構造上の宿命」にあります。

窓は、開け閉めや、取り外しをする際、必ずレールから**「持ち上げる」動作が必要です。この動作に必要なスペースを確保するため、窓サッシの上下には、製造段階からわずかな隙間が設けられています。

💡 私の知見: どんなに新しい、高性能な窓であっても、この「持ち上げ代」の隙間は避けられません。そして、このわずかな隙間こそが、カメムシの体にとっては十分すぎるほどの「開かれた入り口」になっていたのです。

コウモリとカメムシに共通する「隙間侵入」のロジック

私、山岸淳一はコウモリの防除・対策を専門としているイメージを持たれることが多いですが、実はカメムシに関しても過去に学会で発表を行い、この問題に取り組んできました。

なぜ、コウモリとカメムシという全く異なる生物に注目するのか?

それは、コウモリとカメムシの侵入ロジックが、「建物の隙間を利用して侵入する」という点で共通しているからです。

長年にわたり、私は建築士や殺虫剤メーカーと連携し、「建物の隙間」をどう埋めるか、どう対策するかという、構造そのものへの対策に取り組んできました。今回の窓サッシの構造的隙間対策も、その研究と実践の延長線上にあります。

「ムッシバリア」は、この「隙間対策」の知見をカメムシという特定の害虫に特化させて結実させた製品なのです。

窓サッシの隙間付近にいるカメムシ。侵入経路となる構造的弱点を示す写真
窓サッシの隙間から侵入しようとするカメムシ。建物構造上の弱点が狙われている。

ムッシバリアの確信:ロジックが理にかなっているから効く

長年防虫製品を販売しているバーテック開発チームとコウモリと建物隙間で悩んできた私たちは、カメムシが侵入してしまう「窓サッシ構造上の隙間」をどう塞ぐかに腐心してきました。

  • 硬いものを詰めれば窓は使えなくなる。
  • 一般的なスポンジやモヘアでは、カメムシは押す力で簡単に押し広げてしまう。

そこで「ムッシバリア」は、この両者の弱点を克服するため、防虫のプロの知見を結集させました。

この製品は、**特殊な「硬質スポンジとフィルム」**の複合体でできています。これにより、

  1. 物理的なバリア性能: カメムシが体重をかけても簡単にたわまない硬さで、侵入を完全にブロックします。
  2. 窓の開閉との両立: 窓の動きを邪魔せず、スムーズな開閉を可能にします。

窓の利便性を維持しながら、侵入経路を確実にシャットアウトする——これこそが、カメムシ対策の**「そりゃそうだ」**と納得できる究極のロジックです。

🤝 信頼の防虫資材メーカー、バーテック社が発売

今回の製品は、防虫ブラシにおいて日本ナンバーワンのシェアを持つ株式会社バーテックから発売されます。

製品のリンクは

防虫製品の開発製造・品質管理におけるトップランナーであるバーテック社の開発技術力と現場のプロである私の知見とが組み合わさったからこそ、「ムッシバリア」という理想的な製品が実現しました。

カメムシの悪臭と窓からの侵入に悩まされているすべての方へ、おすすめできる製品が誕生したことを、この場を借りてご報告いたします。

今後の情報について

「ムッシバリア」は発表されたばかりです。2025年12月19日発売、価格、販売ルート等の詳細情報は、今後、株式会社バーテックより順次公開されます。製品リンクは下記に記します。

コウモリもカメムシも、できることなら、殺さずにお互いに良い距離を保って、害にならないような世界を作れたら、一番いいですね。

ムッシバリアの詳細は、下記ページのリンク先にあります(メーカーウェブサイト)