野生動物と向き合う専門家・山岸淳一のプロフィール

山岸淳一(YAMAGISHI Junichi)

山岸淳一(サーマルスコープで調査中)

所属:かわほりプリベント
専門分野:コウモリ・野生動物・害虫対策の専門家
電話:090-9668-1975
Email:yamagishi@kawahori.net
ウェブサイト:https://kawahoriprevent.jp/
所属学会:日本哺乳類学会、日本ペストロジー学会
所属団体:こうもりの会、クビワコウモリを守る会


主な実績・活動

  • 学会発表: 「長野県朝日村コテージにおけるカメムシ等の複合的対策:多様な専門家の連携とその効果」 ペストロジー学会・演題一覧 、殺虫剤メーカーらと共同発表)
  • ラジオ出演:SBC信越放送ラジオ「もっとまつもと」2024年9月~ 毎月1回出演
  • 全国ネット番組の監修(日本テレビ系・コウモリの生態の監修)
  • 重要文化財寺院のコウモリ対策
  • 国道橋梁のコウモリ対策
  • 前方後円墳のコウモリ・野生動物対策
  • 大学病院、製薬研究施設における防虫対策・調査
  • トコジラミ予防講習会の講師(帝国ホテル、星野リゾート、松本保健所、旅館組合、山小屋組合など)
  • 技術協力:複数の殺虫剤メーカー、防虫資材メーカーと新技術の研究・試験

自己紹介

僕が現場でやっていることは、たいてい、人の生活空間と生きる道が重なってしまった生き物たちに、なるべく穏やかに、出ていってもらえないかなって考えることな気がします。

屋根裏のコウモリ、壁の中のネズミ、玄関先のカメムシ、天井裏のハクビシン。どれもまあ大概嫌がられて、駆除の依頼がきます。ただ、野生動物にも人間にも、それぞれ、やっぱり事情があるみたいなんです。

僕の仕事はまず、そんな人間と野生生物の間に存在する、曖昧でぼんやりとした境界線の真ん中あたりに立って、それぞれの事情に耳を傾けて、そこにいていいのか悪いのか、その判断をして、仕分けることです。

野生動物って、ちょっと困った隣人だと思うんです。なんとか折り合いをつけて、軋轢の少ない距離感で、気分よくあっちのほうへ行ってもらえたら一番いい。そんな無謀とも思える研究をしていたりします。

僕はコウモリや野生動物が大好きで、こういう仕事をして、ご飯を食べさせてもらっています。だから、他の同業者の人よりも、コウモリや動物が好きな分、僕には責任があると思うんです。

だから、いつもバカみたいに調べ尽くして、挑んでいます。お互い傷つかない距離を作る方法を、悩みながらも研究していれば、いつか動物にとっても人間にとってもすごく良い対策、そんな魔法のようなものが作れるんじゃないかと、本気で思っているのです。

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